鎮魂歌――2011.04.03.――
もともとは、大学の作曲専攻生とサクソフォーン専攻生による恒例のコラボ演奏会で演奏するため、ソプラノサクソフォーン4本とアルトサクソフォーン2本という編成で作曲。今回はソプラノサクソフォーンとピアノのデュオに編曲して演奏する。
内容としては、亡くなった友人との思い出を保存しておけるように、また、自分が前を向いて進めるように、そんな思いを込めて作曲した。
全体は法会(ほうえ)(供養を行うための行事)のプログラムをイメージし、4つの短い楽章によって構成されている。
一、入場 僧侶が入場する場面。Saxのソロとトゥッティ(Pfパート)による。
二、荘厳(しょうごん) 会場を清める意。10小節しかない短い楽章で、笙(しょう)の合(あい)竹(たけ)を参考にした。
三、読経(どきょう) 全体の主要部分で、陰旋法による。Pfに出てくるcis音のオスティナートは
経をイメージしている。
四、回向(えこう) 修めた功徳(くどく)を広く巡らせる意。短いフレーズを3回繰り返す。
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